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二人は雨の中、お互いを感じていた。
「本当のことを言ってほしい・・」と彼が言った。
どんなに、彼を好きだろうか・・どんなに、彼だけを見つめてきただろうか。
彼女の唇が自然に動いた。
「そう、私が書いたの。自分の本当の気持ちを・・」
やっと言えた。
もう、それだけでいい。
彼は彼女を見た。涙にぬれたその顔を
「恵美、ありがとう。さがしていた君を、見つけることができた」と彼が言った。
完
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