第2章 恋文
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アパートに帰ると、恵美はランチボックスを投げ出した。 部屋のベットに座ると、涙が溢れた。そして、そのまま泣き崩れた。 おばかさん、どこまで滑稽なのか。 亜子には、携帯でメール文を送ることになった。それをまた、亜子が雄太に送るのだ。 恵美は思った。雄太には自分からメールを送るなんて、できないことだった。 それなら、亜子から送れれば、それでいい。 それが、せめてもの恋の形見。
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