第1章 コレはデートか女子会か……

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「あっ、そーだ!聞いてくれよー!二組の安藤と付き合うことになったって言ってたじゃん。それで、さっきまで、安藤の家に居たんだけどーー…」 「何と無く、付き合った安藤さんでしょ?」 「まあ、それは… …。とにかく、なんか、雰囲気で安藤がキスしてきたんだ。そしたら、なんか吐き気がして帰って来たの!」 「キス…したの?」 「やむ終えず……」 頭がクラクラした。 「で、何が言いたいわけ?」 「俺って、ゲイなのかな?」 更に、頭がクラクラした。 「なんで、そう思うの?」 「去年、部活の先輩にされたときは気持ち悪くなかったからーーー」 部活……? 悠太郎は、サッカー部でみんな男……。 てか、なんで先輩とキスすんのよ! 「気のせいじゃない?気分とか」 「え~」 納得いかない顔をする。 「はいっ!もう、帰って」 「ちょ、ナナー!」 ファーストキスーーー。 そもそも、告白する気が無い私が恨むのはおかしいが……。 それでも、最後は私を選ぶと思ってた。 でも、ゲイーーー! 信じられる訳もなく、このときは真に受けなかった。 そらこから、悠太郎とは、高校、大学と同じ学校に進んだ。 また、悠太郎は着実に進んでいた。 ゲイの道に! そして、私に恋愛相談する始末。 私の青春返せー!と叫びたくなる。 私は、自負できるくらいの美少女。 これは、誰もが認めること。 勿論、モテる! なのに……、未だ彼氏がいたことがない! そのせいで『伏目先輩は、恋愛に興味がない』。 そんなレッテルを貼られることになった。 「少しは 学習しなよ。イケメンキャラで接触するから 、断られるんだよ。ゲイキャラで、アタックすればいいんだよ」
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