演説

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 大きな拍手に目を開けた。  意外だった。矢島は、江畠さんと握手をしたままこちらに向かって手を振っている。そのまま江畠さんの肩を抱き、耳元で何事かささやいた。江畠さんも、それに笑顔で答えていた。 いくらかの困惑した顔が、美利の視界に入った。
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