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「(おい! へんなトコさわんなよ)」
「(ぼくだって、スキでさわってなんかないよッ!)」
「じゃあふたりとも、もっと回ろう! 手をつないでね」
「「はーい♪」」
『ねぇ、カケル。ミサってほんとかわいいよね♪』
『ああ。オレは……しょうらい、ミサキをオレのヨメにするぜ!』
『ぼくだって! ミサをおヨメさんにするんだから!』
『マネすんなよ!』
『マネなんかしてないよ! だいたい、いっつもカケルはひとりじめばっかして、ぼくのたいせつなモノまでもってっちゃうんだから!』
『うっせ! だったら、チカラづくでマモッてみろよ!』
『いったね……じゃあ、どっちがミサをおヨメさんにするか、キョウソウしようよ』
『ああ、やってやらあー!! まけてホエづらかくなよ?』
『それはぼくのセリフだよ!』
『じゃあオレたち、いまから「キョウテイ」をくもーぜ! しょうらい、どっちがミサキをヨメにするかさ。
オレらがケッコンできるトシになるまでに、ミサキをモノにして……
ミサキに、オレたちのどっちとケッコンするか、えらばせるんだ。それまでに、オレたちはオトコをみがいて、ミサキをマンゾクさせられるようなオトコになってるんだ!』
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