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ユリコの顔が引きつる。
これは私ではなく、
むしろ、
ユリコに対する、
諏訪野マミの皮肉。
こんな皮肉をユリコに浴びせるということは、諏訪野マミとユリコはうまくいっ
てない証(あか)し…
私はそう見た、
そう睨んだ。
料理は和食。
諏訪野マミが、
「…料理は和食に限るわ…」
と、派手な外観に似合わぬセリフ。
すると、すかさず、ユリコが、
「あら…アナタの場合は洋食…それも銀座の…」
と、強烈な皮肉。
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