-ナオキへの提案-

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この食事会に出席するにあたり、私は事前にナオキに提案した。  「…ジュンをボクの代わりに、諏訪野のお嬢様とユリコとの食事会に出席させ るって…綾乃さん、正気?…」  ナオキが社長室で、私の提案に驚いた。  私は黙って、頷く。  「…どうして、ボクの代わりにジュンなの?…」  と、ナオキ。  「…中和剤です…」  と、私。  「私と、諏訪野マミさんと、ユリコさんではギスギスするのは、わかってま す…」  と、私。
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