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「ねぇ!早く短冊に願い事書きに行こうよぉ!」
「そんなに急いでどんな願い事を書くんだ?」
「ずっとみんな一緒にいられますようにって!」
「……………」
「和真とかいっちゃんとか果帆ちゃんとか…もちろん夕夜もね!みんな一緒に!」
「……叶うといいな。その願い事」
「叶うよ!織姫と彦星が叶えてくれるよ!」
「…………そうだな」
俺は最低だ……。あれは俺達にとって織姫と彦星じゃなくアルテミスとオリオンになるだろう……。それを知っている俺は……残酷だ。
せめて今夜は七華と一緒に居よう……。
今夜は七華の……………
………………最期の夜だ。
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