0人が本棚に入れています
本棚に追加
あなたがいなくなって一年が過ぎまた桜の季節が来た。
俺はあなたと最後に約束していた公園に来ていた。
もういないのはわかってるけど、自然と足が動いていた。
桜は公園いっぱいに咲き乱れ、家族連れやカップルなどが楽しそうに花見をしている。
俺はそんなのを横目に待ち合わせのベンチへと進む。
ベンチは誰も座ってなかったし、あの人もいない。
当たり前だけど・・・
俺はベンチに座り桜を眺めた。
桜は綺麗に満開に咲いている。
一年前ここであなたと見るはずだったこの桜を
桜を眺めていると、なみだが出てくるのがわかった。
俺はその涙を拭きこの場から離れようとした時。
その時・・・
最初のコメントを投稿しよう!