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人妻になったまどかを抱けと言うのか。
吉田の中にも、いけ好かない岡野の顔が浮かんだ。
本来なら、僕がまどかの夫となっているはずだったんだ。
と言う思いが湧き上がりまどかに言われるがままに、眼鏡をはずして昔の様に熱くまどかを抱いた。
吉田の腕の中のまどかは昔とちっとも変わっていなかった。
美しい肢体に滑らかな肌。
吉田はまどかを隅々まで愛していく。
まどかも吉田に身を任せながら、岡野では絶対に味わう事が出来なかった至福の感覚を味わっていた。
夜が明けるとまどかは吉田に「また来月参ります。私がイイと言うまで、あなたは私をお抱きになってくださいね」と言うとまどかは自宅へと帰っていく。
眼鏡をかけた吉田はまどかの後姿を見送っていた。
また来月来ると言うその言葉が吉田の頭の中を駆け巡る。
それから、まどかは、今日が排卵日とうそをついては岡野と嘘の子作りを行った。
岡野は今までになくまどかが自分から求めてくれることに喜びを感じていた。
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