第6章 アンジュの世界 ②

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「アア……」 念入りに肌を焼くように ウエストから太ももまで 滑り降りる手が。 「もっと開け」 力の入った膝を撫で開かせる。 「本当にまだ使ったことがない?」 「もちろんだよ……」 でなきゃこんなに 緊張するもんか。 「新品」 アンジュの吐息は 甘い蜜の香りがした。 「さて、手入らずの蕾はどこだ?」 「アンッ……」 耳元に囁きながらアンジュの指は まだ誰にも触れられたことのない部分を探り当てる。
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