第6章 アンジュの世界 ②

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「これは……?」 「アロエジェルだ。日焼けしたから」 何もそこまでじゃない。 だけど言うまでもなく。 「必要だろ?」 アンジュは黙々と 僕の身体中に冷たいジェルを塗り込んでゆく。 案の定 僕の足を滑る手は つるりと内腿の間に入り込んで。 「そこはっ……」 「何?」 「だって……焼けてないよ」 開こうとする。 無表情の 沈黙が怖い。 「でも必要だろ?」 「あ……」 言うが早いか僕の下腹部にも 彼はたっぷりとローションを垂らした。
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