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「え……」
アンジュは突然
僕の首根っこを掴むと。
僕が見上げる間もなく
(うそ……!)
ポカンと開いたままの
唇を割って。
「やぁっ……ッ……」
彼は花芯を侵入させた。
「ンンッ……!」
いきなりのことに
抵抗の声を上げることもできず。
僕はされるがまま――。
前髪を掴まれ
頭を大きく前後に揺さぶられる。
「ウッ……クッ……」
なんとか
視線だけ上げる。
目が合うと
「お手伝いね」
アンジュは呆けた声で言って
何食わぬ顔で笑った。
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