光の玉に照らされる石碑

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 「少年よ、待っていた。我はもとはグゲの王、カルキツェンという者だったが、そのときの記憶もなくしかけている、哀れな鬼だ。 我が鬼となったのには訳がある。我の使命はある秘密をシャンバラへとわたすことだと、あるラマに言い渡されたのだが、我は死して身をくちはてさせるまで、その秘密をついぞ知らずじまいだったのだ。 死後に鬼となってのち、そのラマに再び会い、少年が訪れてその秘密を教えてくれるとの預言をたまわった。そしてとうとう少年とめぐり会ったのだ。 少年よ、こい願う。我に秘密を教えたまえ。」
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