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シャンベクの村の言い伝えでは、
人は死ぬと肉体はくちるが、
霊魂は光の玉となって、
シャンバラへと旅立つというのだが、
たまにこの世に未練のある魂は、
鬼となってこの世にとどまるというのです。
シャンベクは、
今まさに鬼と話をしていたのでした。
シャンベクは、
その鬼のしんけんな口調にただならぬものを感じ、
あの奇妙ないきものに教えられた秘密というものを洗いざらい話す気になったのでした。
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