迷いの寺院遺跡

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 羊かいの少年は、 あるくちはてた寺院へいつの間にか迷いこんでしまっていました。 その寺院は、 さまざまな種類の壁画や彫刻が施され、 そのひとつひとつがえもいわれぬほどの美しさをはなっていましたが、 同時にその美しさは、 まがまがしさともいうべきくらいのうすきみ悪さをはらんでいました。
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