不可思議ないきものとの契約

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 「いいかい?シャンベク。今の約束を守ってくれさえすればいい。そうすれば、すぐに家に帰してやるよ。」 シャンベクは、 約束の内容どころか、 秘密の内容さえ、 まったく覚えていませんでしたが、 どうやら約束を破ったら死ぬということはわかりました。 恐怖におののきながらも、 その奇妙ないきものの目に見えぬ圧力におされて、 ただ、 わかった、 とだけ返事をするしかなかったのでした。
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