クライアントケース【3P】

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クライアントと【商品A】は、最後に仲良くバスルームへ。 ボクサーパンツを履いた龍仁さんは、洗面所へ。 歯をみがいているようだ。 うがいの音も聞こえる。 濡れた顔をタオルで拭きながら戻ってきた。 黒いシャツに袖を通しながら、私の所に来て言った。 「みゆ、大丈夫か?」 「……大丈夫じゃないです」 まだ意識が朦朧としている。 「やっぱりまだ早かったよな。辛いだろ。あとで一輝が来るからケアしてもらえ。クライアントと商品の送りは、サクラと俺がやるから」 ああ、そういうこと。 「嫌です。好きでもない人としたくないです」 「それは分かってる。でも、このままじゃ帰れないだろ。今日はあいつにやってもらえ。別に悪いことじゃない」 「……………龍仁さんがいい……私、龍仁さんにして欲しい」 「なに言ってるんだよ。俺はケア担当じゃない」 「…ケアじゃなくて……龍仁さんとしたい………好きな人と……」 「……………え?」 ―――――え? 今、何て言った? 私、誰を好きだって?
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