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「ヘンてどういう意味なんだ?」
「ほかの女の人の裸ってあんまり見たことないし、こんなときどうなるかって知らないから……」
思いがけない叶多の不安は戒斗を楽しませる。
「大丈夫だ。任せてればいい。それに、Bカップくらいが好みだって云ったら?」
くすっと漏らした叶多のまぶたが上がり、その瞳が真上にある戒斗を射る。
「ホントに?」
「叶多が他人と違うのは……おまえは甘い毒薬みたいにおれを侵食してる。中和しないとまずい」
「中和って?」
「毒をもって毒を制すって云う」
そう云うなり、戒斗は叶多のくちびるに喰いついた。
叶多を侵食しようと戒斗の舌が口を抉じ開ける。
ベッドに押しつけられて避けようもなく、叶多はされるがまま戒斗にゆだねた。
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