Srgarcoar-シュガーコート- 1stStepえぴろーぐ

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「わかった。朝食はご飯とパン、どっち?」 「どっちでもオーケーだ」 「戒斗に好き嫌いなくてよかった。まだレパートリー少ないから」 「厳密に云うと好き嫌いはある。ただ、アレルギー持ってるわけじゃないし、小さい頃から有無を云わさず食べさせられてたから、なんでも食べれる」 「有吏の家って厳しそう」 「いずれは本家の仕来りを学ばなくちゃいけない」 「……あたしでついていける?」 「やめるならいまだ」 戒斗は不安そうに訊ねた叶多を試すように見た。 叶多は考えることもなく―― 「がんばる」 と宣言しきる。 戒斗はにやりと笑みを返した。
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