Srgarcoar-シュガーコート- 1stStepえぴろーぐ

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あたしのせい……って? 叶多は首をひねった。 訳のわからない言葉を吐いて浴室に入っていく戒斗を目で追ったものの、すぐに気を取り直して明日の用意をした。 といってもお米をとぐだけで終わる。 戒斗が簡単でいいと云うし、お味噌汁を添えれば大丈夫だろう。 あとは電話だ。 千里が心配しているに違いなかった。 「お母さん、洋服、頼からもらったよ。ありがとう。わざわざ買いにいってくれたの?」 『あら……その様子じゃあ、まだ開けてないのね』 千里が電話の向こうでがっかりした声を出した。 「え?」 『開けてみればわかるわよ。それより戒斗さん、大丈夫だった? 頼は教えてくれないし』 「うん。いいって云ってくれた」 『そう聞いて安心したわ。思いだすわねぇ。じゃあ、はじめてじゃないにしても初夜は初夜だし。がんばってね』
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