あとがき

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あとがき

黎明の月はこれにて終了です。 退魔師ものと言いながら…まともに呪文を書かなかったり、人にあらざる者達との戦いをあまり書きませんでした。 その理由として…父方の曾祖母の家が“拝み屋さん”で… 父は、後継者となっても良い、と言われる程の能力を持っています。 その為、色々、見聞きした事を参考に物語を書いていきました。 が…その為、寧ろ、呪文等が効力云々、と言う恐れがあったので、書けませんでした。 物語の中で書いていた、“頭に思い浮かべるだけで効力がある”というやつです。 私は…父ほど能力はありませんが、子供時代から日常生活に支障が出るレベルで… 高校を卒業した頃から父曰く『適当に封印した』状態にあります。 適当、であるので… 夜勤の時や疲れている時に、元人間さん達が…なんて、日常ですし… 昔からラップ現象は“生活音”でした。 そのせいで修学旅行の一番の思い出は…寝る時に「凄い、静かだ!」なんて、感動した事でした… 何が?と、思われるでしょうが… 夜、寝る時…電気の傘がパチン、パチン、って指で弾いた位の音が毎日、聞こえるんです…他にも、色々… この話の詳細を高校時代、自称“オカルト好き”な後輩(剣道部の男の子)に、話したら「う゛ぁぁ~っ!!」って半泣きで叫んでいました… …そんなに、恐かったのか…私にとっちゃ、普通なんだけど… エブリスタに投稿を始めて十年。 二次創作から始まり、完全オリジナルを書きたくなって書いた、“黎明の月”。 書いてみれば…脇役達があまりにも楽しい(?)人達なので、ちょっとだけ、彼等を主役にしてみたり… 作者本人がとても楽しんでやっていました。 仁志の物語を書いて、八年位でしょうか。 彼とは長い付き合いであったので、随分、思い入れがありますが… そろそろ、彼にも休息を… 連載当初から読んで頂いた皆様、最近お立ち寄り頂き、読んで頂けるようになった皆様。 最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました! 北の蛍様、お忙しい中、素敵な作品を挿絵として提供頂き、何時もありがとうございます! 新作は、鬼灯を書き終えてから始めますので、もう少しお待ち下さいませ!
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