1・マジックショー演目

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 「娘がケイトのファンでして......」  それから彼女のイリュージョンに憧れてプライベートで連絡をとるようになったらしい。私と神埼くんのことはニュースやネットで知り得たようだ。そりゃあ、あれだけ世間からバッシング受ければ知名度はあがるのも無理はないか。  「そう言う事ですか。それならお伺います。えっとホームパーティーがある日は何時になりまか?」  「一週間後にあります。日本公演から帰国するのが明日なので、それから準備をするそうですよ」  随分スケジュールに詳しいな。  ケイトとはかなり親密な関係にあると見た。それにしてもお礼の変わりにパーティーに呼んでくれるとは、グッドハート家は両親共にグッドハートの持ち主だ。 私はアマンダさんのお母さんとの通話を終えると神埼くんにその旨を伝えた。  「ケイトさんが僕らを?」  「そう。マジックも披露して貰うわよ」  「披露出来るの?」  「したいんでしょ? いい機会だからイリュージョンの事を色々勉強させて貰来なさい」  「それなら行く!」  なんだか、この手は意外と使えるかも知れない。
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