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気を遣わないで。」
「…。」
「それじゃ。」
耀達の返事を待たずに美奈子は電話を切った。
今更…今更謝るぐらいなら、何で祥子との
間に子どもなんて作ったのよ。何でわたしに
怨憎会苦を味あわせたのよ。
戻ろうとするとまた着信があった。今度は
大介だった。
「はい。」
「どうしたの? 声が疲れてるよ。」
「友達が急に入院して、いろいろと走り
回ってるのよ。」
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