第1章 陣痛

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ならないこともある。それが成長の糧になる。 美奈子は大介が野球選手として大成する ためにそのことに早く気づいてほしかった。 でも、この件でわたしは少しも成長してない よね。憎しみと義務感だけで関ってる。 耀達は単布団を持って外単に出た。何となく 目についた単に着座して止静に入る。その 場所を選んだのには理由があった。初めて 美奈子と会ったとき、彼女は何となく目に ついたのだ。そのことを思い出した。 祥子が自分の子を身籠ってから、
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