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いいのよね?」
「あ、あぁ。」
「それじゃ後は宜しく。わたしの代わりも
いくらでもいる。」
おまえの代わりなんかどこにもいるもんか。
そう叫んで美奈子を抱きしめることが出来る
なら、どれだけ幸福だろう。叶わぬ望みだと
知りながら耀達はそう思わずにはいられ
なかった。
「わたしはもう少し寝てから帰るから。」
美奈子はベッドに戻った。
そのまま耀達と顔を合わせていたら涙が
こぼれ落ちそうだった。自分を選ばない男に
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