日常の変化

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歩いても歩いても、道が無いのだから運動は得意な有栖も少し疲れて来ていた。 何か目印でもあれば良いのに。 そう思ったのが通じたのか、前方に煙突の様なものが見えた。 遠目では家なのか、それとも違う建物なのか分かりづらい。 だが今の有栖に取って行く場所の目的が出来たのは唯一の救いだ。 ただ煙突のある方を目指して、ひたすらに歩けばレンガの小道が出て来た。 その小道はあの煙突の方に続いているようだった。
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