ある晴れた日の屋上にて

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せっかく外が晴れているからと連れ出され、ある晴れた日の昼下がりに俺たちは屋上で2人、並んで落下防止柵にもたれて空を眺めていた。 「ねえ翔太くん。1つ気になることがあるんだけど」 右隣から恭子ちゃんが問いかけてきた。 「なに?」 振り向いて応えると、少しばつが悪そうに笑った。 「えっとね、翔太くんってさ……」 そこまで言って考えるように止まった。 口が開きっぱなしだ。
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