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ーーーピンポーン
インターフォンを押して待つこと数秒。
ガチャ!っと勢いよく開いたドアから、美憂が顔を出す。
「お疲れ、詩花!」
「お疲れ!はい、これ」
手渡した袋には、缶ビールと駅前のデパ地下で買ってきたお惣菜が入っている。中を覗き込んで
「もう、気を遣わなくていいって言ってんのに…。でもこれ美味しそう!」
「でしょ?美憂が好きそうだな~と思って!」
部屋に入ると、すでにテーブルの上には料理が並んでいた。
「早速、乾杯しますか?」
「もちろん!」
缶ビールを開けて、コン…と合わせる。
「「乾杯!」」
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