2076人が本棚に入れています
本棚に追加
グビグビ…っと一気に喉に流し込む。
どうして仕事終わりのビールって、こんなに美味しいんだろう。
「…っ…あ~美味しっ!」
「ね!さ、食べよ食べよ!」
美憂が用意してくれたご飯を口に運ぶ。
「ん、美味しー!」
「ほんとっ?よかったぁ~!」
デパ地下で買ってきたお惣菜に、お箸を伸ばしながら、安堵の溜息を吐く。
しばらくご飯を食べ進めた後、先に口を開いたのは私。
「で?話したいことってなに?」
「あ…うん……。佑くんのことなんだけど…」
「うん、デートどうだったの?」
お箸をお皿に置いて、ひと呼吸。
「…………あのね」
最初のコメントを投稿しよう!