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そんな嬉しそうにされると、何だか気恥ずかしい。
「……そ…それより、どこ行くの?」
今日のプランは、佑くん任せ。
何も知らされていない私は、隣に立つ彼を見上げる。
「まずは、これ見ましょう!」
財布から取り出したのは、二枚の映画のチケット。
しかも、私の好きなアクションものだ。
『美憂がアクション好きとか意外。』
歴代の彼氏には、よく言われたっけ。
そんなこと言われても、好きなものは仕方ない。
「あれ、美憂さん、アクションもの苦手でした!?」
「やっぱりラブストーリーの方が……」なんて言いながら、しまった!という顔をした佑くんに、首を横にふる。
「ううん、実はラブストーリーよりアクションものの方が好きなの。佑くん、よくわかったね」
「あ…。いや、美憂さん見てたらそうかな~。って思ったんす!」
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