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「撮影始めまーす!」 「よろしくお願いしまーす!」 スタッフの声が飛びかう中、奏と二人で移動する。 「奏さん、ハルさん入られまーす!」 スタッフの声に、湧き上がる拍手。 いつものように挨拶と会釈をして、指定された場所へと立つ。 「……近々、会ってくるわ」 「………ああ」 メイクさんやスタイリストさん達に、最終チェックを受けて撮影が始まる。 眩しいライトの中、無数に鳴り響くシャッター音。 当たり前の世界が、そうじゃなくなった時、俺は立っていられるんだろうか。 ーーーー・・・
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