2076人が本棚に入れています
本棚に追加
「撮影始めまーす!」
「よろしくお願いしまーす!」
スタッフの声が飛びかう中、奏と二人で移動する。
「奏さん、ハルさん入られまーす!」
スタッフの声に、湧き上がる拍手。
いつものように挨拶と会釈をして、指定された場所へと立つ。
「……近々、会ってくるわ」
「………ああ」
メイクさんやスタイリストさん達に、最終チェックを受けて撮影が始まる。
眩しいライトの中、無数に鳴り響くシャッター音。
当たり前の世界が、そうじゃなくなった時、俺は立っていられるんだろうか。
ーーーー・・・
最初のコメントを投稿しよう!