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「……うん……ありがとう…」 「……やけに素直」 「いつも素直だよ!」 こんな風に言い合えることが、嬉しくて堪らなかった。 「……詩花、こうやって連絡を取ることは出来ても、まだ会う事は出来ねぇんだ。……ぶっちゃけ、いつになるかもわかんねぇ…」 「……うん」 「………我慢させてばっかで…ごめん」 私が思っている以上に、きっと大変なんだろう。それでも、こうしてハルは私の為に頑張ってくれる。 私も頑張らないと……。 そう思って、寂しさに蓋をして、心配させないように明るい声で返す。 「大丈夫だから。……心配しないで」
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