2

11/24

2073人が本棚に入れています
本棚に追加
/456ページ
「……っは~!美味しー!」 渇いた喉を潤すように、一気に流し込む。 既にグラスは半分ほどに減っている。 目の前に並ぶ、美味しそうな料理に箸をつけながら、他愛ない会話に花を咲かせていると 「はい、春巻きと唐揚げ」 カウンターに置かれたお皿から、美味しそうな匂いが漂っている。 「二杯目もビールにするか?」 「うん、詩花はどうする?」 「あ、私はハイボール」 店員のなっちゃんが、空いたグラスやお皿を綺麗に片してくれる。それぞれコースターの上に二杯目のグラスが置かれると 「で?詩花の新しい一面ってなに?」 槙さんの問いかけに、美憂が楽しそうに話し始める。
/456ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2073人が本棚に入れています
本棚に追加