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「…待って、ハル…まだデザートが……」 「コレがデザートじゃねぇの?」 そう言って、さっき焦らした分と言わんばかりに、深く深く口付ける。 角度を変えながら、息をするのもやっとなくらいに、激しさを増す。 徐々に息遣いも荒くなる。 もう抵抗する気など起きるわけもなく、ただただハルの波に飲まれていく。 潤んだ瞳に映るのは、大好きな人。 「……詩花、食べていい?」 ペロっと唇を舐める仕草に、ゾクっと背筋に悪寒が走る。こうも色っぽいと私の心臓は、これから先もたないだろう。 私の返事を聞くこともなく、ハル主導でコトが進んでいく。 私は流れのままに、ハルに身を任せた。 二つの影が揺れれば、ギシっとソファも軋む。 ハルの体温に包まれて甘い嬌声を漏らせば、もっとと言わんばかりに攻め立てる。
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