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「……っ…ハ……ル…」 「……詩花……好きだよ……っ…」 普段は"しい"って呼ぶのに、こういう時は名前で呼ぶ。小さな違いだけど、ドキンと胸が高鳴った。たったそれだけでも簡単に堕ちていく。 私は首に腕を回して、必死に縋りついた。 ー*ー*ー*ー*ー 「アイス、食べようと思ってたのに」 「今、食べれば?」 「こんな時間に食べたら太るもん!」 ベッドの中、ハルの腕枕の居心地の良さに、つい寝そうになってしまうのを必死に耐えながら、会話に花を咲かす。 「しいは、少しくらい太ったって平気だろ」 そう言いながら、お腹から太ももにかけて、そっと撫でる。 「やだっ!やめてよ!」 その手をバッと必死に止める。 その様を面白がって、さらにベタベタと身体中を触るハルが 「俺のモノだろ?」 上から覆い被さるようにして、顔を覗き込む。
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