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こうなると、ハルにペースを持っていかれてしまう。 まぁ……いつものことだ。 ベッドに深く沈んで、互いの肌を重ね合わせる。逞しい身体は、日頃のトレーニングの賜物なんだろう。 その身体に傷を付けぬよう、シーツをギュッと握りしめる。 「しい、シーツじゃなくて、俺に縋れよ」 「……いや。…傷つけちゃ……っ…」 「つけていいって……いつも言ってんだろ…」 わざと激しく腰を動かして、私が縋りたくなるようにもっていく。それがわかっているから、余計に手にギュッと力を込めた。 「……素直じゃねーな」 静かな小さな空間に、激しい息遣いと軋む音。それが耳に響くたびに、どうしようもない快楽に襲われる。 「…は……っ……ハル…も…う……」 次々にやってくる快感に、私の身体は限界を迎えつつある。更に激しさを増す動きに、私は一瞬で絶頂を迎えてしまった。
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