天使なんかじゃない

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ある日天使は     「〇〇ちゃんが貴女のこと、嫌いとか言ってたよ」     と言ってきた     私は 「ひどい」   と言った       それから天使は   私の言われていた悪口を私に教えてくれた     そのたびに私は 「ひどい」 と言った     そして私は 先生に相談してみた     先生が言うには   〇〇ちゃんも、天使から私が「ひどい」と言ったのを聞いたらしい   …こんなの嘘だ。   私は   私は…   それから   人を信じることができなくなって   やっと立ち直れると思ったのに   やっと光の中に   前に     進めることができると思ったのに     結局は     光への地図を手に入れたのではなく   深い闇に更におちていっただけだった     …あの人は天使なんかではない   私は裏切られたのだ、と。
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