かまいたちの欲

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かまいたちの欲

  2作目です。   「かまいたちを書きたい」   まず欲望に捕われたのは僕でした。   なんせ2作目、ネタは腐るほどあります。   しかも原作つき。困った時は我孫子先生が助けてくれるお墨付き。   春休みだった事も手伝って確か4~20ページぐらいまで、一日で更新した記憶があります。これまた驚異的。イン(ry 確か7ページ、この辺で気付きました。やばい…ミステリーじゃんこれ…   俊夫さんはなんとなく扱いづらかったので出しませんでした。ミッキーはどうしても使いたいネタがある。   泣く泣く香山さんを真冬の空に放り投げました。   この時、僕の頭にロマサガばりに💡と一つの閃きが、   「…女ばっかりだな、なんか」   タイトルは、かまいたちの欲。   欲望、盗撮、カメラ――   ここでカヤマ―カメラの黄金のカルテットが完成し、犯人は小林二郎という、まぁいわゆる本編のプロットが出来上がったわけです。   事件も起こり、僕は当時同居していた従兄弟に問い掛けました。   「犯人、誰だと思う?」   「ん…香山さんじゃないことだけはわかるけど」   「カヤ一を、別の読み方するんだよ」   「んー、カナコ?」   「またまたぁ、どうみてもカナコには…ってええええええ!!!」   衝撃でした。   こうして黄金のカルテットはトライアングルになり、かまいたちの欲はできあがりましたとさ。   トリック以外にも、キャラクターに愛を込めて書いたつもりです。とりわけ透とへたれ小林さんは、縦横無尽に動き回ってくれました。   これを見てゲームを買ってくれた人もいまして、それが一番印象に残ってます。   僕がチュンソフトの社員だったら殊勲賞ものでしょう。
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