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フリーズ状態ってこんな状態を言うんだと、初めて理解した。
しばらくして「返事は?」
「ごめんもう一度、言ってくれる。」
「もう一度言うね。柊君の事好きなの、付き合って。三度目は言わない。」
告白されたんだと理解した。
「・・・俺、好きな人いるから。ごめん、付き合えない。」
「・・・そっか。ごめんね迷惑掛けたね。告白したこと忘れて。」
俯き気味に、おれの横を椿が小走りに通り過ぎていった。
しばらく屋上からグラウンドを眺めていたら、椿と友だちがふざけながら帰っていくのが見えた。
椿が屋上の俺に向かって、笑顔であっかんべぇーのしぐさをしてから、大きく手を振って来たので、手を上げて返した。
「分からん女心。・・・帰るか。」
住んでいるのは、18階建てセキュリティ完備のマンション。部屋は最上階5LDK。
彼女とふたりで住んでいる。
部屋で勉強していると、玄関の開く音がして、ドカドカと廊下を足音が響く
足音が部屋の前でとまると勢いよくドアが開けられ、足音の主が何もの言わずに部屋の中に入ってきた。
「おか~~!」
襟首をつかまれ、そのままベットに押し倒され、その上、馬乗りされた。
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