第1章 人妻に恋をしちゃうぞっ♪

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いかにも、僕たち私たちは大バカ野郎でーす!!って感じのカップルが来た。 男は私より身体は大きくて、両腕に和柄の刺青が入っていた。 女は、胸や脚に自信があるのかして見せつけているような格好をして男に抱きつきながら歩いていた。 特に何もしていない、ただチラッと見ただけで睨んでも哀れみの目もしていない。 しかし悲しいかな、男は急に笑いながら私の頭を貼ってきた。 新宿スワンじゃないんだぞ!と言いたかったが、今はそんな気分じゃない。 私も男だ、何故かおばあちゃんに言われた言葉を思い出した。 昔に幼稚園のケンカ友達に負けて帰ってきた話をした時… 「お前、ケンカ負けてきたんかえ」 「あかんたれやのお…」 「だって強かったもん…」 「ダアホ!やられて泣いてどないすんじゃい!」 「やられたらやり返せ、一発どつかれたら二発どつき返せ!」 「相手が二度と刃向かえんよーにしたれ!」 「でも、女の子と年下と弱いもんにはこっちから手を出したらあかん、優しくしたり。」 「でも手出されたら我がに刃向かったらどうなるか教えたれ」 「行け!男前!」 「おばあちゃんの昔はいじめっ子を絶対にいじめ返したんやで?そんなガキいてまえ」 なんと言うイケイケな祖母であろうか…
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