プロローグ

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「結構近い!」 「え、どこらへんー?」 「貝塚!」 「あー、近いねー」 「やろー?あ、今日アリオ行ったで(笑)」 「え、ほんまに?!ゆづきも行ったで!」 「まぢでぇ!!もしかして:すれ違い?」 「かもせーへんな!」 これから結月ちゃんと仲良くなって行った。 地元の話とか地元の方言がやけに合うなあ!と思い喋っていたらやっぱり地元が近かったのだ。 今大人気の関西弁…その中の私たちが喋る泉州弁と言う方言があり、関西弁と言えど少し違うものである。 これを、ダウンタウンのお2人で例えると関西圏以外の人がイメージしているのは 喋り方や口の優しい松ちゃん でも私たちの喋る泉州弁は怖い口調に怖い言葉の浜ちゃん って感じかな? 普通に喋っているだけなのに、怒っている風に見えるし口もまあまあな悪さだ。 私の祖母祖父世代の方は、純粋な泉州弁を喋っているがどんどん世代が変わるにつれて優しい方言になりつつあるが、私はおばあちゃんっ子である。 おばあちゃんの喋る言葉をどんどん吸収していき、元気に口悪く育ってしまったのである。 たまに私の母の世代の人に、 「ワッハッハッハッハッ!お前昭和生まれみたいな喋り方してんのお!」 「地元の方言大事にするっちゅうのはええ事やで!」 などと褒めてもくれる。ほんのたまにだが…
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