第4章 グレてやる!出会い厨になりまーす♪

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それからも私たちは数回布団の上で鬼ごっこをしていた。 「待て待て~!待てったら~♪」 と言いながら、きよ子さんと鬼ごっこを楽しんでいた。 一番待て!と言いたいのはきよ子さんの旦那であろう… そらそうである、全くもって知らないクソガキが居てる時点で 待て!となるのに自分の妻と布団の上で、ぺったんぺったんと餅つき大会をしているのだ。 七並べや、ババ抜きならまだ寝言で 「まぁ、いいや」 と、言ってくれるかもしれないが、せめて俺の布団じゃなくてピンクの西洋風のお城に行けよ!と怒って来るであろう。 しかも、お子ちゃんは横で元気にお昼寝や、うたた寝をしている。 何故か途端に悲しくなった。 確かあれは、私が5歳くらいの頃であろうか… 寝室は父と母と姉と私で寝ていたが 朝起きると母の隣には父ではなく、1~2回くらいしか会ったことのない全然知らないおっさんが私の母の隣で寝ていた。 その時は、おっちゃん!!となったが今それを思い出すと少しゾッとする。 はっきりとは分からないが、私の母も不倫をしていたのであろう… これは関係の無い話だが、私の父は借金残して私の第二の母となる女を作って逃げた。 なんなんだ、なんでみんな1人の人間を愛する事が出来ないんだ。 彼氏彼女や旦那に嫁が居るのに、浮気や不倫をする意味が到底理解できない!! と思いながらも、次の彼氏持ちの女の子と気付けばピンクのお城に向かって行っていた。
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