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帰宅して間もなく、私はいつものように幼稚園に優奈を迎えに行った。
幼稚園には、美穂さんも美結ちゃんを迎えに来ていて、バッタリ出会った私たちは、話しをしながら一緒に帰ることにした。
途中公園で美結ちゃんと優奈が遊びたいと言ったので、2人を公園で遊ばせて、私と美穂さんは子供が遊ぶ姿を見守りながら、公演のベンチに座って話を続けていた。
美穂さんが、私に、
「ご主人、優しそうな方ですね!
何かうらやましいなぁ!
私の主人は、私のことを束縛するような感じで口うるさくて、だからといって家と子供のことは私に任せきりで、自分では何もしようとしないの!
美結ともあまり遊んでくれないしね!」
と嘆きの発言をしていた。
私は内心、
(直樹は、私と付き合っていた頃と、何も変わらないなぁ!)
と感じていた。
しかし私は、とっさに、
「そうなんだ!
先日運動会でご主人とお会いしたときは、優しそうなおとうさんといった感じだったけどね!」
と当たり障りのない発言でフォローした。
夕方になって子供が遊び疲れた頃、美穂さんと私は、それぞれの自宅に帰宅した。
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