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びくりと彼の肩が跳ねる。手は止まり、舌も止まった。人が通ったのだ。
楽しそうで軽い女の声が3つ。パタパタと軽い足音が複数。ああ、もうすぐ授業が始まるのか。
ドアに注目している彼を、彼が持っている反対の足で押す。相当ドアの向こうに集中していたらしい。彼はあっさり床に倒れた。
「ね、楽しい?」
私は机から降りて彼を跨いで立ち、にこりと笑った。目を見開いてこちらを見つめる彼の口は無防備に開いている。しばらくして、私の質問に答えようとしたのか彼が口を動かし声をだそうとしたところで私は先程まで舐められていた足を彼の口に突っ込む。
「美味しい?」
指が奥まで入ってるのだろうか、彼は青い顔をしながらウッやらオエッやらと私の足を吐こうとする。唾液は頬を伝い髪を濡らしていた。私はにこにこ笑いながら、足を入れたまま彼の上に座る。
彼の位置から私のスカートの中は見えているはずだ。
だから
「ねぇ、今日のパンツは何色でしょうか」
私は、話すことの出来ない彼に問いかけた。
私の命は、私のものだから、
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