第1章

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「もしもし、赤のコードを切って頂戴。」  「了解・・・色々すまなかった。出来心だったんだが、君を傷つけてしまった。」  「もういいのよ、泣くだけ泣いたし、もうあきらめもついたわ。」  「君の家に置いてある荷物は週末にでも取りに行くよ。」  「ええ、確か金庫の中にも今まで獲得した財宝達が眠っているのよねぇ?」  「ああ、数千万はする財宝達だ、もちろん君と折半するよ。」  「ふーん・・・もし、あなたが戻らなければ独り占めできちゃうのよねぇ。」  「え?冗談だろ?」  「ふふ、もちろん冗談よ。」  「脅かすなよ・・・」  「でも、そうすると復讐もできて、財産も手に入るのよねぇ・・・ふふ、冗談よ。」  「お、おい・・・。」  「さぁ早く赤いコードを切って頂戴。」
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