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「イシス、ダメージは確かにきているッ!
が、イシスは根性で耐えているぅッ!」
技の強さだけなら特徴的なドールもいる。
しかし、イシスはそんな修羅場を経験し
くぐり抜けてきた百戦錬磨の猛者だ。
重賞の決勝戦ともなれば、根性が左右する。
「イシス、お返しとばかりに迦具土で向かうッ!
ユリウス苦痛で顔を歪めているようだがッ?!」
アヤコさんには悪いが、ダメージの蓄積が
大き過ぎる。ギブアップも時間の問題だな。
「ユリウス、行く気だッ!
冷静に、正確に仕留めにいくッ!
捨て身の反撃ッ?!命を捨てて
明日を掴むかァ~~~!!!
しかしイシス、見事に受け・・・
防御テクニックが通用しなァァァいッ!!!
イシス、最後の根性を見せられるかァッ?!
今年はユリウスと五度目の決勝ッ!
苦渋と辛酸を舐めた今年を振り返ろッ!
会場からは『イシス負けるな』コールッ!
しかし…ついに、、、轟沈ッ!イシス轟沈ッ!」
僕の下手な説明よりも、アナウンサーの
実況による臨場感には勝てない。煩いかも
しれないが、雰囲気は伝わったと思う。
「ユリウス様の『三千世界』初披露ね☆」
アヤコさんは満面の笑みを浮かべて喜ぶ…
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