3日後ー残酷に進む運命の刻

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3日後の日曜日。 俺は待ち合わせ場所の噴水広場に来ていた。 現在の時刻は12:40。 因みに待ち合わせは13:00。 部活で疲れた俺のために、デートの時間を遅らせて午後からに。 そのせいか、しっかり寝たはずなのに怠い。 燦々と降り注ぐ太陽光が目に眩しく、肌はじりじりと焼かれていく。 あまりの暑さにさっき触った噴水の水が温くなっていた。 はあ…7月になってあんま経ってないのに…もう夏。 梅雨明けしても、これはこれで嫌い… そんな事を考えていると、不意に誰かに肩をトントンされた。 「ゴメン、紫月さん!待ったよね?信号全部引っかかっちゃってさ…言い訳がましくてゴメン、本当!」 両手をパチンと合わせ、そう頭を下げる嶺也がいた。 どうやら赤信号にモテすぎて遅れたらしく、待たせた事に申し訳ないと謝っているみたいだ。 開口一番にそれはちょっと付いてけないが。 「大丈夫だ、気にすんな。運が悪かっただけだろ?あんま謝んな…こっちが悪いことしてるみたいでヤダ。」 ジト目で見つめると、パッと表情を変え、さっきのが嘘みたいに晴れやかな笑みを浮かべた。 「紫月さん、そろそろ行こう。」 どうやら気分切り替えて、デートすることにしたらしい。 すかさず、手握って来たし。 しかも恋人繋ぎ。 「そうだな…行くか。今日なんか蒸し暑いし。外より中だな。」 それにスルーを決め込み、賛同した。 「(ちょ…///!紫月さん今の何か…卑猥。それに暑さのせいか、気怠げな感じと上気した頬…エロすぎるッ!てか色気ダダ漏れ…ヤバイな、これ)だよね…じゃ、いざ水族館へ!」 「(…?なんか妙にテンション高いな。そんなに水族館行きたかったのか?)なあ、帰りスーパー寄んのか?」 「(す、スーパー?ああ、何かいる奴あるかって事か!)…!…ああ、うん。色んなもの切らしてたし。」
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