あとがき

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まあ、なんだかんだ言ってバッドエンドとはいえ、丸く収められたかな…と作者自身納得しています。 さて、キャラについてですが… 紫月に関していうなら、かなり冷めた人間…でも好きになった人にはツンデレな彼女といったところでしょうか。 素直になれず、鈍感過ぎて、好きの2文字を伝える事なく、永遠のお別れ。 一見すると、可哀想とも自業自得とも取れますが… 作者的には、伝える事・素直になる事の大切さ、性別や事情を超えるぐらいその人自身を好きになる事の意味や重要性を、この話を通して少しでも感じたり考えたり出来ればいいなという思いで書き上げました。 なので、悲恋であろうと無かろうと、後悔しないような選択を出来るように生きたいと主人公に思わせる事を重要視した結果がこの作品であると考えていただけると、幸いです。 嶺夜に関しては、死の直前まで最愛の人の為に動く…スパダリに近いスーパーイケメン彼氏といったところでしょうか。 スパダリの定義に当てはまるかは、微妙ですが高スペックな最高の受け溺愛な尽くし系彼氏ではあると思います。 最愛の人を庇って鉄柱に串刺しにされる…かなりショッキングな人生の終わりを迎えた彼ですが、紫月に出会うまでは、好青年なだけで初恋すらまだのノーマルな男でした。 紫月に出会い、紫月に惚れ、初恋を死後完全な形で成就。 紫月限定の同性でのお付き合いでしたが、モテていた為か、異性とのお付き合いは何度かあります。 何となく告白されたから付き合ってみたが、恋愛感情が湧かず、女に愛想尽かされて別れる…そんな彼にも春が来た。それが紫月。 作者的には、人を愛す事で人は変わる事、同性であろうと幸せの形も見つけ方も人それぞれである事、人を愛す事の大切さや重要性といった事を、この話を通して感じ考えるが出来たらいいなと思い、執筆しました。
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