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「紫月さん、今日は何の日か…覚えてる?」
「何だっけな…忘れた。」
「嘘。だって今目泳いでた。次嘘ついたら…お・し・お・きだよ?」
耳元でそう甘く囁き不敵な笑みを浮かべた。
彼の名前は十六夜 嶺也。
あの告白の次の日、ちゃんと名前を教えてもらって覚えた。
流石に幾ら大嫌いなタイプでも、フルネームを知らないまま付き合うとか失礼だからな、ちゃんと聞いたぞ。
「や、やめッ…えっと、俺たちが付き合って二ヶ月目の日だろ?ちょ、耳噛むなッ!んんッ…」
「せいか~い!やっぱ覚えててくれたんだ…嬉しいなぁ…」
そう言って耳を舐め、中に舌を入れてきた。
ピチャピチャという音が卑猥に響く。
快楽で頭の中が甘く溶け、段々と犯されていく…
はっ!そんな場合じゃなかった!
「れぃ…や!がっこ…ッ、ふっああっ、いかな、きゃ、んあっ、ちこく!」
唇から漏れ出す甲高い声は、二ヶ月経った今でも気持ち悪さを感じる。
「もうそんな時間?こんな可愛いのに…お預けとか…」
「はあっはあっはあ…一緒に、行くんだろ?」
「(今のセリフ…ヤバイな。本人自覚なしで煽ってんだろ…でも単位落とさせるわけには行かないし…)分かったよ…紫月さんがそう言うなら。」
てな訳で俺、澤田 紫月は嶺也と付き合って二ヶ月を迎えましたまる
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